本当に楽しみたいなら中級を目指せ
まずは基本をマスターすることが大切
株式投資であれば、特別な知識を身につけていなくても成功することが多いです。なんとなく買ってみただけの銘柄でも、ちょっとしたキッカケで大儲けできるチャンスにつながったりします。しかし、FXの場合も同じように儲けられるのかというと、決してそうではありません。株式投資のように初心者が一気に儲けることは、ほとんど考えられないのです。
初心者なのに大金を得ることができたという話を聞いて、自分もやってみようとする人がいますが、やり方を間違えると取り返しのつかない損失につながりかねません。大切なことは、FXの取引を始める段階で基本を徹底的にマスターすることです。基本的な知識をマスターしていれば、たとえ大金を得ることができなかったとしても、損失を最小限に抑えることができます。
最初から冒険するのは禁物
取引を始めるからには、できるだけ多くの利益を出したいものです。もちろん、そのように考えることは間違っていません。しかし、誰もが簡単に利益を出せるのなら、FXの取引がハイリスクハイリターンだと言われることもないわけです。利益を出そうとすればするほど、リスクが高まることになります。
したがって、最初から多額の投資をするような冒険をするのは避けなければなりません。まずは少額の投資からスタートし、徐々に金額を大きくしていくことが大切なのです。投資する金額が小さい段階であれば、容易に損失を取り戻すことができます。
取引をする際は、FXの口座を開設することが必要なのですが、会社の選び方を間違えないことが大切です。初心者におすすめなのは、しっかりとしたサポート体制が整っている会社だといえます。何か分からないこと、不安なことが出てきたときに、すぐ相談できる会社が適しているのです。
利益を狙わず損失を避ける
初心者におすすめなのは、できるだけ損失を避けるように行動することです。取引をする際には利益を出したいと思うわけですが、まずはその気持ちを抑える必要があります。大きな利益を狙うためには、十分な知識を身につけておかなければなりません。
初心者の段階では、毎日の取引をするだけで手一杯になってしまい、なかなか知識を身につける時間も取れないものです。書籍やウェブサイトを参照しながら投資をすることで、初心者の段階を脱し、中級者へと近づいていきます。
中級になるために欠かせないこと
自分の方針を固める
初級と中級との大きな違いは、きちんと方針が固まっているかどうかです。初心者のうちは、どのような形で投資をするのかが分からず、手当たり次第に投資したりします。しかし、このような投資では利益が安定せず、損失ばかりになってしまうことも多いです。ある程度の知識が身についた段階で、自分の投資方針を固めなければなりません。
誰かの真似では限界が来る
中級レベルに達した人は、誰かの真似をして投資に励むことがなくなります。実際に稼いでいる人の真似をしていれば、安心して投資に取り組むことができることが多いです。しかし、それでは近いうちに限界が来てしまいます。また、たとえ利益が出ていても、誰かの真似で楽しいと感じられる人は少ないです。おすすめなのは、初心者のうちは積極的に専門家を真似して技術を磨き、それなりに利益が出てくるようになったら真似をやめることだといえます。
初心に立ち返ることも重要
中級になると、FXに内在するリスクが見えなくなってきます。自分の投資方針に自信を持つことは大切ですが、それが過信になってしまうのは問題です。利益が出ているうちは楽しめますが、ちょっとしたミスで失敗が続くと、あっという間に損失ばかりになります。自信が出てきたところで初心に立ち返ってみると、違った見方ができ、本当の意味で中級に達するのです。