FXの手法は様々
FXの手法はスキャルピング、デイトレード、スイングトレードなど様々です。この3つの手法にはトレード期間に大きな違いがあります。
このうち最も短いトレード期間となっているのがスキャルピングです。短い期間のトレードを1日に何回も繰り返すという手法を用いています。
デイトレードはスキャルピングよりトレード期間が長めの手法です。基本的に取ったポジションの持越しは行いません。その日のうちに取ったポジションは解消しています。
最も長いトレード期間となっているのがスイングトレードです。スキャルピングやデイトレードと違い、持越しが基本の手法となっています。
スキャルピングは忙しい人におすすめ
この3つの手法のうち、忙しい人の始め方としておすすめなのがスキャルピングです。なぜおすすめの始め方なのか、これから分かり易く紹介していきます。スキャルピングに興味があるという人は参考にしてみて下さい。
スキャルピングとは?
スキャルピングでは1分足や3分足や5分足など短い時間足のチャートを用います。
トレンド系指標やオシレーター系指標などをそのチャートに表示させ、テクニカル分析を行いながらトレードすることが多いです。トレーダーによってはトレンド系指標とオシレーター系指標を併用するという手法を用いることがあります。
このテクニカル分析により、ロングまたはショートポジションを取るタイミングを計ります。長くてもトレード期間は5分ほど、スキャルピング1回当たりで狙うのは5pipsから15pipsほどとなっています。これはトレーダーによって大きく異なります。
忙しい人におすすめする理由
デイトレードでは忙しい時のトレードが難しいことがあります。しかしスキャルピングではトレード期間が非常に短いため、1回当たりのトレードがすぐに終了します。そのため忙しいという人でも少しの時間があればトレードできるのです。
FXではウェリントン市場から始まり、シドニー市場、東京市場、香港市場、シンガポール市場、フランクフルト市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場へと流れていきます。そのため土日以外はほぼ24時間トレードができるのです。スキャルピングなら仕事で帰宅するのが夜遅くなってもトレードしやすいです。
スキャルピングのメリットは?
持越しするスイングトレードでは為替相場の急変に対応できないことがあります。ハイレバレッジをかけている場合、損失が大きくなることがありました。しかしスキャルピングならリアルタイムでトレードしているため、為替相場の急変があっても対応しやすいです。
そのためリスクが少ないというメリットがあるのです。スキャルピングでは1回当たりのリターンは少ないです。しかしトレードを繰り返して少ないリターンを大きくすることできます。ハイレバレッジをかけて1回当たりのリターンを大きくすることも可能です。
チリも積もれば山となるという、ことわざのような手法を用いることが可能なのです。
スキャルピングのデメリットは?
スキャルピングにはトレード回数が多くなるといった関係上、スプレッドによる取引コストが大きくなるというデメリットがあります。そのためスプレッドの狭いFX会社に口座開設し、スプレッドの狭い通貨ペアを選ぶことが重要です。
トレード回数の少ないスイングトレードにはこのようなデメリットは殆どありません。その他にも注意したい点があります。それは為替相場が乱高下すると翻弄されやすいという点です。
時間足の短いチャートでテクニカル分析する時はテクニカル指標のダマシに引っ掛かりやすいという点にも注意して下さい。持越ししないスキャルピングではスワップポイントの受け取りができないというデメリットもあります。
損失分をスワップポイントで穴埋めするといったことは期待できません。スキャルピングでもハイレバレッジをかけたトレードというのはリスクが高くなります。為替相場の急変があると大きな損失が発生しかねないため、リスク管理が非常に重要です。
そのためFX初心者にはおすすめできないです。