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ドル円の為替レートはアメリカ次第!?圧倒的な軍事力を持つアメリカ

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アメリカ経済の規模や内容

アメリカのGDPは世界経済のGDPのうち約25%を占めている

アメリカは人口では世界の約4%を占めているにすぎませんが、世界生産されているすべての財とサービスの約25%を創出しています。2016年のアメリカのGDPは、18兆6000憶ドルに達しています。世界の経済活動における約4分の1がアメリカで行われているのです。

ちなみに、2016年の中国のGDPは約11兆ドル、日本のGDPは約5兆ドルとなっており、いかにアメリカ経済の規模が巨大なのかを理解することができます。為替レートは、基本的にはこれらの各国の経済規模を前提にして推移しており、FXトレードをおこなうにあたっては、これらの経済のファンダメンタルを念頭に置かれることを、おすすめしたいと思います。

アメリカ経済の一部産業においては産業空洞化の例もある

現在のアメリカにおいては、20世紀のアメリカ経済の屋台骨を支えてきた自動車産業と鉄鋼産業の衰退を指摘することができます。この2つの産業においては、アメリカの国外に生産拠点を移しています。その結果、ときおりアメリカ政権は貿易赤字を理由にして、日本や中国に対して為替レートをドル安へ誘導することを公然と要求してくることがあります。

そして、日本がアメリカからドル安円高への誘導を求められた場合には、その都度受け入れざるをえないのが実情です。この点も、FXトレーダーがドル円の通貨ペアをトレードするにあたっては、常に念頭に置かれることをおすすめしたいと思います。

アメリカは軍事力を背景に為替レートを自在に操作できる

アメリカは軍事力によって世界の海洋を支配している

アメリカ経済がなぜこれほど強大であると同時に、日本など他国に対して為替レートの誘導要求を呑ませることができるのかといえば、それは強大な軍事力を要因として挙げることができます。アメリカは、北アメリカ大陸を完全に支配しており、侵略や占領を許したことがなく、周辺国を圧倒する軍事力によってアメリカ本国を守っています。

そして、アメリカ海軍は世界中のすべての海洋を支配しているという事実も挙げることができます。南シナ海を航海するジャンク船であろうと、ペルシャ湾を航海するタンカーであろうと、カリブ海を航海するクルーザーであろうと、宇宙に配備されたアメリカの衛星の監視を逃れて航行することはできないのです。

つまり、世界中の海洋を航行するにあたっては、アメリカ海軍の意思の下に保証され、あるいは拒否されるのです。もちろん日本国籍の船も同様です。これは、アメリカは他国を侵略することが可能であり、しかもアメリカ自身は他国から侵略される可能性がないことを意味しています。

そして、この事実が、国際貿易を支配する国家がアメリカであることを示しているのです。アメリカの軍事力が、アメリカの安全保障と経済の基盤を成立させているのです。

日本はアメリカに従わざるをえない

日本は、沖縄だけでなく首都東京に近い横田基地や横須賀基地など、日本中のいたるところにアメリカ軍基地を設置されており、事実上アメリカに軍事占領されている状態が続いています。また、日本は物を生産するために必要なエネルギー資源をすべて輸入に頼っていますが、日本の海上自衛隊はペルシャ湾などへ出動し、日本企業のタンカーなどの護衛をする能力を持っていませんし、法的にも許されていません。

その結果、なおさら世界の制海権を持っているアメリカの意向に従わざるをえないのです。FXトレーダーがドル円の通貨ペアをトレードする際には、アメリカ政府がドル円の為替レートについて、どの水準までならばドル高円安を容認するのか、あるいは今後の為替レートについてアメリカ政府首脳がどのように考えているのかを常に注視されることをおすすめしたいと思います。

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