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勝ち負けの理由を考える必要はない!FXトレードで重要な思考とは

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勝ち負けの理由探しは危険

勝てそうなトレード手法を採用しているにもかかわらず、結局は勝ったり負けたりを繰り返し、どうしても収支が向上していかないといった経験はないでしょうか。そして多くのFX初心者は、そこから思考の迷宮に入り込んでしまうのです。

FX市場でトレードを繰り返していると、当然のことながら勝つときもあれば負けるときもあります。それはFX上級者であっても、また初心者であっても同じです。しかし、両者のトータルの収支に関しては決して同じではありません。では、いったいなぜそこに差が生まれてしまうのでしょうか。

FXでまだなかなか利益が上げられない初心者に共通する特徴として、「勝ち負けの理由探しをする」という点が挙げられます。たとえば、今日負けたのはアメリカの消費者物価指数が予想より悪かったからなど、負けた理由を明確にしようとするわけです。こういった論理的な思考や反省は、日常生活においてはたいへん役に立つのですが、残念ながらFXトレードを続けていく上ではあまりおすすめできません。

それはどうしてなのかというと、必死に目の前のトレードの勝ち負けについて理由を探したとしても、結局は「結果論しか導き出せない」からです。そして酷な言い方になるかもしれませんが、そういった結果論には何の意味もありません。勝ち負けの理由探しの結果、たとえそれが正解だったとしても、未来において全く同じ状況が発生しない限り、その思考は勝ち負けに影響しないことになります。

人の心は弱いものですから、どうしてもトレードで負けたときの理由を探したくなります。しかし、そこにどれだけ時間を割いたところで、FXの収支は一向に改善していかないのが現実なのです。目の前のトレードに一喜一憂し、勝った理由や負けた理由探しに奔走している人は、まずその姿勢から見直してみることをおすすめします。

あくまで確率を軸に考える

FXトレードにおいて、勝ち負けの理由探しをしないことが重要だという点は理解してもらえたと思いますが、では実際にトータルの収支を改善していくためには、いったいどうすればいいのでしょうか。FX初心者の域を脱し、上級者への仲間入りを果たすためには、「あくまで確率を軸に考える」ことが最も大切です。

つまり、一つひとつのトレードについて勝ち負けの理由を探すのではなく、トータルで勝てる側にポジションがとれているかどうかを意識する必要があります。あくまで一例になりますが、たとえば「二日連続で高値を更新したときは、60%の確率で三日目も高値を更新する」ということが検証の結果わかっていたとしましょう。

その状況で三日目にトレードするとしたら、ほぼ全ての人がロングポジションを持つはずです。そんなことは当たり前だと感じるかもしれませんが、実はそういった統計的な結果が出ていたとしても、実際にロングポジションを取り続けるのはそれほど簡単ではありません。なぜなら、たとえ負ける確率が40%だったとしても、人が本来持つ感覚よりはずっと「連敗しやすい」からです。

確率を軸とした考え方に慣れているFX上級者は連敗しても平然としていますが、トータルの収支がなかなか向上しない初心者は、そのとき必ず連敗の理由探しを始めてしまいます。しかし、実際に連敗した理由ははっきりしていて、それは「ただ運が悪かっただけ」なのです。FX市場でトレードを重ねていけば、必ずといっていいほど理不尽な連敗などにも遭遇します。

そこで大切になるのは、そういった負けを受け入れることなのです。安易な理由探しをせず、過去のデータを用いて検証を行い続け、あくまで確率を軸にトータルの勝敗を意識するようになれば、収支向上の可能性はずいぶん高くなります。FXトレードでどうしても資金が増えていかないという人は、まずそういった確率的思考をしっかりと身に付け、一つひとつのトレードに一喜一憂しないところから始めてみるのがおすすめでしょう。

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