24時間取引できるFX
FXではFX会社のメンテナンス時間を除き、24時間取引することが可能です。それは外国為替市場が世界中にたくさんあるからです。
時差がある関係上、国によって外国為替市場がスタートする時間が異なるのです。早朝でも夜中でも取引できるのがFXの良い点です。仕事で帰宅時間が遅くなるサラリーマンといった方でも取引しやすいです。
土日は外国為替市場が休みとなるため、取引できません。しかし日本では祝日でも、海外では平日という場合は取引できることがあります。その代わりに日本では祝日ではないクリスマスは取引時間が制限されることがあります。
24時間取引の始め方
一人で24時間取引を行うのは現実的ではありません。それは1日中寝ずに取引するのが難しいからです。そんな時は自動売買を導入するという始め方があります。VPSサーバーに自動売買ソフトをインストールしておくという方法ならパソコンの電源オフでも24時間取引が行えます。
流動性の低い時間帯
FXでは為替相場が活発に動いている方が稼ぎやすいです。小動きだと稼ぎが少なくなり、スプレッド負けすることがあります。流動性の低い時間帯は小動きになりやすいです。特に早朝といった時間帯は参加者が少ないために流動性が低くなりやすいです。
金曜日の午後、クリスマス、年末年始も参加者が少なくなります。効率よく稼ぎたいという時は流動性が低くなる時間帯や時期は外すのがおすすめです。
重要な経済指標の発表時は大きく動く
為替相場が活発な時間帯のみ取引し、効率よく稼ぎたいという方におすすめなのが経済指標の発表時です。特に重要な経済指標が発表される時間の前後は大きく動くことがあります。経済指標の予測が当たると大きな稼ぎが得られることがあるのです。短期的な値動きの予測は難しいものがあります。
しかし経済指標の予測は比較的行いやすいです。そのため発表より前に為替相場が動き始めるというケースが多くなっています。織り込み済みやサプライズだった時はどのような動きになるのか、事前に想定しておくことが大切です。
米国の経済指標
世界各国で様々な経済指標が発表されています。そのうち特に大きな影響を与えるのが米国の経済指標です。特に重要な経済指標には次のようなものがあります。
- 米国の雇用統計
- 米国のISM製造業景況指数
- 米国のFOMC
米国の雇用統計
経済指標発表時に取引したいという方におすすめなのが米国の雇用統計です。雇用の良し悪しは個人所得や個人消費などに大きな影響を与えます。そのため今後の景気判断を行う上で重要となっているのです。
雇用統計が発表されると大きく動くために、短期的な値動きを追うFXデイトレーダーの間では狙い目となっています。雇用統計には失業率や非農業部門就業者数、製造業就業者数、小売業就業者数など様々な項目があります。このうち特に重要なのが非農業部門就業者数です。
その他にも重要となっているのが失業率です。リーマンショック時には失業率が大幅に悪化しました。現在では好景気が続いているため、リーマンショック以前まで戻ってきています。
米国のISM製造業景況指数
米国のISM製造業景況指数も重要な経済指標の一つです。この経済指標では製造業に対する先行指標となっています。そのため過去ではなく、製造業の先行きを判断したい時に便利です。
指数の50が景気判断の境目となっており、50以上が好景気と判断されています。指数のチャートを見ると波のように上げ下げを繰り返しており、比較的予測しやすいです。
米国のFOMC
FOMCとは連邦公開市場委員会のことを言います。米国の金融政策を決定しており、利上げや利下げを示唆する発言で大きく動くことがあります。
米国が好景気の時は円安に、不景気の時は円高に振れる傾向があります。利上げは好景気の時に、利下げは不景気の時に行われることが多いため、比較的予測しやすいです。
