FXは金融商品の一つ
資産運用でお金を増やしたいと考えている人は、FXがおすすめです。FXは、外国為替証拠金取引という名称の金融商品のことをいいます。一般的に用意されている代表的な機能としては、下記の二つです。
- レバレッジ
- スワップ
レバレッジというのは、持っている資産を倍掛けして投資ができるシステムです。スワップは、資金はそのままで金利の差分を用いて取引を行うことに特徴があります。元々、FXでは自国の通貨を外貨に交換したり、交換した外貨をさらに別の外貨に交換することが可能です。各国の通貨には相場が存在します。
国別にペアで相場が表記されており、その相場の変動を見極めていくことで大きな利益を出すことも夢ではありません。例えば、1ドル100円通貨の時に購入して1ドル105円の時に売却すれば、5円の利益が生まれますよね。これを100万円単位で取引を行うと1回の取引で5万円もの利益を手にすることができます。
しかし、初心者がいきなり高速な取引を行うことは難しいですよね。そこで、FXの金利のサービスを利用するのです。普通、金利を利用した金融商品というのは銀行が提供している預貯金のサービスが代表的です。例えば、定期預金を利用すると数年間お金を預けておくだけでだいたい1％程度の金利をもらうことができます。
つまり、一定期間だけ我慢すれば何もしなくても自分の資産を増やすことができるわけです。しかし、日本国内の預貯金の金利は世界的に見ても非常に小さい部類に入ります。外国ではこの数倍以上の金利を利用して資産運用ができるサービスもありますので、国内の預貯金のサービスは資産運用という観点からすると優れているわけではありません。
そこで、FXの金利が登場します。FXには、預貯金と同様に金利の概念が存在しますので、通貨と通貨の金利差を利用すればその差分によって利益を手にすることが可能になります。例えば、1％の金利の通貨から5％の金利の通貨に交換すると、4パーセント分の差益が生まれますよね。これが投資家の利益として入ってきます。
魅力的なのは、FXには普通の金融商品と同様に利息の概念も存在することです。1年という長い期間を待たなくても、月々の利息が金利のパーセンテージから換算されて入ってきます。外貨と交換する金額が大きければ大きいほど、入ってくる利益もそれだけ大きくなります。ですから、FXを利用した資産運用は初心者におすすめなのです。
まずはシミュレーションから始めよう
FXの良い点は、各FX業者でシミュレーションが充実していることです。資産運用を行う際には、大きな金銭で取引をする機会が増えますので、投資家にとってリスクが大きくなる可能性もあります。特に、初心者の人がいきなりこうした取引を行うと損失を被ってしまう可能性がありますので、おすすめではありません。
この点、FXでは実際の取引画面を参考にしてシミュレーションを実施することができる機能が用意されています。現実で行われている相場の変動を確認しながら、そのFX業者が提供している取引ツールを利用して取引を行えます。もちろん、お金は必要になりません。事前にシミュレーションを行って取引の間隔を掴むことができるため、とても安全に資産運用を始めることができます。
また、シミュレーションが終わって実際に取引を始める時であっても、システム上で取引のリスクを軽減してくれる機能が存在します。これをロスカットといいます。設定した上限の損失が出てしまった場合には強制的に取引をやめさせてくれるので、レバレッジなどの倍掛けのシステムを利用しない限りは非常以上に大きな損失に繋がることはほとんどありません。シミュレーションと合わせて利用しておけば、より安全にFXを始めることができるでしょう。
