初心者のFXの始め方
FX初心者がまず必要なのがFX会社への口座開設です。インターネットで口座開設の申し込みを行い、必要書類を提出しておきます。
FX会社の審査に合格次第、口座開設完了、IDとパスワードが届きます。そのIDとパスワードでログインし、開設した口座に入金を行えばFX取引が始められます。この時、一つのFX会社に口座開設してFX取引を続けるのではなく、複数のFX会社に口座開設するという始め方がおすすめです。
複数のFX会社に口座開設
メリットは?
複数のFX会社に口座開設するという始め方には次のようなメリットがあります。
- システム障害が起きても対応ができる
- FX会社破綻リスクの軽減ができる
- 短期取引用と中長期投資用と口座を分けることができる
- キャンペーンの複数利用ができる
- 複数に口座開設しても無料
システム障害が起きても対応ができる
FX会社でシステム障害が起きるとFX取引ができなくなります。システム障害が起きた場合、FX会社では緊急メンテナンスを行うことが多いです。システム障害が重度の場合、緊急メンテナンスから復旧するまでの時間が長くなることがありました。
その間に為替相場が大きく変動すると、大きな損失が発生する恐れがあります。しかし複数の口座があればシステム障害の起きていない口座でFX取引ができるのです。ヘッジをかけておけば大きな為替変動があっても安心です。復旧次第ヘッジを外すのがおすすめです。
FX会社破綻リスクの軽減ができる
以前はFX会社が破綻し、多額な預入証拠金が戻ってこなかったというニュースが見られました。しかし2010年2月に信託保全が義務化されました。顧客の資産はFX会社が預かるのではなく、信託銀行などに預けています。そのためFX会社が破綻しても預入証拠金は戻ってきます。
しかしFX会社が清算となった場合、戻って来るまで期間が掛かることがあるのです。一つの口座だけではFX取引が難しくなる恐れがあります。しかし複数の口座があればFX取引が続けられるのです。自己資本規制比率の高いFX会社は破綻リスクが低いためにおすすめです。
短期取引用と中長期投資用と口座を分けることができる
FXでは取引スタイルを決めるという始め方があります。スキャルピングやデイトレードといった短期取引を好むトレーダーから中長期投資を行うトレーダーまで様々です。中には短期取引と中長期投資の両方を行うというトレーダーも見られます。複数の口座があると短期取引用と中長期投資用と別の口座でFX取引ができます。同じ口座でFX取引を行うより、ポジションの整理が行いやすいです。
キャンペーンの複数利用ができる
FX会社では随時キャンペーンを開催しています。良く見られるのが口座開設キャッシュバックキャンペーンです。中にはグルメが貰えるキャンペーンを開催するFX会社もあります。複数の口座を開設すると、キャンペーンの複数利用もできるのです。キャンペーンは期間限定のため、ホームページにて確認してから申し込みするのがおすすめです。
複数の口座を開設しても無料
殆どのFX会社で口座開設は無料で行えます。口座維持手数料も発生しないことが多いため、複数に口座開設しても料金は発生しないのです。そのため気兼ねなく口座開設の申し込みが行えます。
デメリットは?
インターネットで申し込みできるとは言え、口座を複数開設するには手間が掛かります。IDとパスワードも増えるために管理することが必要になります。IDとパスワードを忘れてしまうとログインができなくなるために注意が必要です。FX取引で利益を上げた場合、確定申告することが必要です。この時に複数口座があると損益通算が必要になることがあります。