チャートと経済指標を使ったFXの始め方
FXの最大の魅力は、取引の時に参考になる情報をすべてネットから手軽に入手できる点にあります。
- チャート
- 経済指標
通貨の相場は、為替相場という相場によって常日頃から記録されています。ただ、単純に相場だけを眺めていてもどのような傾向で変動しているのかを把握することは難しいと言えます。
そこで利用するのが、チャートという折れ線グラフです。チャートは、何年も前にさかのぼって通貨の相場を表示することが可能で、どのような変動で現在の価格に至ったのかを詳細に分析できます。さらに、チャートにはテクニカル分析という特別な手法を利用することも可能です。
チャートによる相場の分析は世界中で活発に行われていて、効率的に分析するための指標も非常に多く開発されています。例えば、代表的な指標として移動平均線という相場の平均値を表示できるものが存在します。移動平均線は、設定した期間の相場の平均値をチャート上に表示できるとても便利なツールです。
相場と同じように折れ線グラフで表示できるようになっており、原則として相場の流れはこの移動平均線の流れに従って動いています。ですから、FXに初めて参加する人は移動平均線を参考にすることがおすすめです。移動平均線は、相場の流れが移動平均線の上にあるのか、それとも下にあるのかを確認するだけでこれからの相場の流れを読み取れる非常に便利な指標です。ですから、移動平均線を参考にすれば、相場がこれからどうなっていくのかを素人でも予想できます。
そして、これらのチャートに関連する指標と分析手法は、一般的にテクニカル分析と呼ばれています。
- ボリンジャーバンド
- 移動平均線
- RSI
- RCI
テクニカル分析で利用される人気の指標は、一般的に上記の四つです。指標はチャート上にすべて表示できるため、様々な指標を組み合わせてより高度な取引を実践することも可能です。
テクニカル分析を駆使して独自のアルゴリズムを作り、そのアルゴリズムに従って自動で取引をしている投資家も存在するくらいなので、テクニカル分析はFXで非常におすすめな分析方法だと言えます。チャートやこれらの分析ツールは、契約をしたFX業者が提供してくれるので、無料でいつでも利用できるメリットがあります。
経済情勢は経済指標だけで十分
FXは、世界中の通貨を利用した取引であるため、世界の経済情勢を理解していないと取引で勝つことができないと勘違いをしている人も大勢います。
しかし、FXにそのような知識は全く必要ありません。FXで経済情勢を参考にしたい場合には、経済指標という非常に便利なデータを利用することができるからです。そもそも、世界の経済情勢を動かすほどの大国は、ごくわずかしか存在しません。
FXで利益を出すためにはそのごくわずかな国々の経済情報を知っておけば良いだけなので、そうした情報を提供してくれる経済指標は非常にわかりやすくておすすめです。経済指標を利用したFXの始め方もとても簡単で、ネット上から情報を手に入れれば良いだけです。
- 失業率
- 雇用率
- GDP
経済指標には、その時期における経済大国のGDPや雇用率、失業率などが数値として掲載されています。そして、経済指標で発表されるこれらの重要な指標は、その発表があったのと同時に相場が大きく変動する傾向があるのです。
そのため、重要な経済指標の発表があるとわかった前日あたりから準備をしておけば、その相場の変動のみで大きく利益を出すこともできます。特に、上記三つの指標に関しての発表があるときには相場が大きく変動するチャンスです。全く経済の知識がなく、それでもFXで利益を出したいと考えている人は、このように経済指標を利用したFXの始め方を知っておけば良いでしょう。
