FXの始め方とおすすめの取引
FXってどんな取引?
FXの始め方は、インターネット上のFX業者に口座を作るところから始まります。FXの正式名称は外国為替証拠金取引と言いますが、為替取引というのは現金を手にした関係者が取引を行うのではなく、基本的には口座の中に入っているお金のやり取りのみによって取引を実行する方法のことです。
そのため、FXでもこの考え方を基本として取引を行っています。株取引のように証券取引所があるわけではなく、ネット上の口座に入っているお金の入金と出金だけで取引が行える仕組みです。口座を作ってもらうためには、サービスを提供しているFX業者から資料などを請求して口座を開設してもらうための手続きを行う必要があります。
FXが魅力なのは、この手続きから実際の取引まで、全てネット上のやり取りだけで済ませることが可能な点です。口座を開設した後は、自身が取引をするためのマイページへのログインパスワードなどを発行してもらえるようになるため、すぐにでも取引ができるようになるでしょう。
初心者でも取引がしやすい仕組み
FXが人気なのは、初心者であっても取引が行いやすい点にあります。FXには、それぞれの投資の目的にしたがって、様々な取引手法が用意されています。例えば、代表的な機能としてレバレッジという倍掛けの取引手法がどの業者からも提供されています。
レバレッジは、投資家が保有している資産を倍増させることで、短期間で大きな利益を出せる非常に魅力的な取引です。レバレッジの幅は最大で25倍程度まで引き上げることができるようになっているため、短い時間だけ取引をしたい人にとってはおすすめです。
また、最初から大きな資金を準備して取引をするのが嫌な人は、レバレッジの倍率を適度にしておくことでリスクヘッジを行うこともできます。仮に、10万円程度の資金しか用意できなくても、レバレッジで10倍にすれば100万円の取引ができますので、少ない資金からでも大きなリターンを期待できる可能性が高くなります。
レバレッジは、大きくしすぎるとリスクの側面も大きくなりますが、低レバレッジならば資金を大きくしながらリスクを小さくできるので、大きな資金で取引をするのを避けたい人にとってはおすすめの方法だと言えます。
外貨に交換すれば良いだけ
FXは、所有している円通貨を外貨に交換すれば良いだけです。そのため、始め方で初心者が迷うようなことはほとんどありません。世界中に存在する通貨には、それぞれその通貨に与えられた客観的な通貨の価値が付けられています。
日本円には日本円の、ドルにはドルの通貨の価値がありますので、まずはそれらを理解することから始める必要があります。例えば、円をドルと交換したい場合の取引の始め方は、円ドル相場という相場を確認して取引をすることが重要になります。
1ドル100円という相場がある場合には、100円を渡せば1ドルと交換してくれるということを意味するので、相場の流れをよく見て取引を行うことが大切です。また、通貨はあくまでも交換するだけであって、通貨を購入するわけではないということを覚えておくことです。これはFXではとても重要な知識です。
円をドルにすると、手元に円がなくなったように見えてしまいますが、それと同価値のドルが手元に残るので通貨がなくなっているわけではありません。商品を購入すると、通貨はなくなって手元に商品だけが残りますが、通貨の取引をした場合は必ず別の通貨が手元に残って投資家の利益となります。
通貨は一般的な商品と異なって口座にきちんと入金されているものなので、FXに参加する場合にはこの常識をしっかりと覚えておきましょう。